ブエノスアイレスにて

ブエノスアイレスやアルゼンチンの情報を発信します

語学学校について

こちらに赴任して語学学校へ行く方は多いと思います。

旅行では行かないと思いますが、1年以上などの長期滞在ではスペイン語はある程度できたほうが良いし、学校に通うことも気分転換になったり友達ができたりするので、行かれる方は多いのではないでしょうか。

 

ブエノスアイレスにはたくさん語学学校があるので、どこが一番良いかとは言えません。

ですので、私が行ったところと、知り合いが行っているところについて書こうと思います。

 

1.Academia Buenos Aires

私がアルゼンチン到着後、1か月間通っていた学校です。

街の中心である大統領府のすぐ近くにあり、日本で言うと銀座のど真ん中という感じです。

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若い先生が多いですが、私の先生はきちんとスペイン語の教え方を勉強してきたんだなという感じで、質問にもちゃんと答えてくれて、なかなか良い先生でした。

中には質問に答えられなかったり、教えるのに向いてない先生もいましたが・・・。

でも1週間200USドルなのでけっこう高いですね。

私は自分のお金で通っていたわけではないので気にしていませんでしたが・・・。

Learn Spanish in Spanish courses at Academia Buenos Aires

 

2.Lenguas Vivas

3月から通い始めた公立の学校です。

この学校は言語の専門学校と言って良いほど言語に特化していて、英語やフランス語、ドイツ語、日本語など数か国語のクラスがあり、さらに通訳や翻訳のクラスもあるため、先生たちは言語のプロです。

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そしてここのウリは何と言っても授業料が安いこと。

昼コース:週2日、4時間ずつを2か月で約5,000円。

夜コース:週2日、2時間ずつを4か月で約5,000円。

公立とは言え安すぎる。

ただ、新規入学するときがちょっと大変です。

 

Step1. 整理券をもらう

レベル分けテストを受けるための整理券をもらう必要があります。

配布日は事前にサイトで調べる必要があります。

配布時間はだいたい14:00~16:00です。

が、その時点でざっくりとした定員があるようなので、整理券をもらうために朝早くから並ぶ必要があります。

私は11:00から並びましたが、すでに20人ぐらい並んでいました。

ちなみに一番前だった人は日本人女子2人で、8時から並んだと言っていました。すごい。

で、整理券をもらうときに昼間コースか夜コースかと聞かれます。

昼か夜かによって、レベル分けテストの時間が違うからです。

 

Step2. レベル分けテストを受ける

指定された日時にレベル分けテストを受けます。

この時に整理券と身分証明書のコピーが必要です。

その場で採点され、どのレベルか書かれた紙を渡され、入学手続きの日時を言われます。

 

Step3. 入学手続きをする

指定された日時に入学手続きをするのですが、これも朝早くから並ぶ必要があります。

と言うのは、早く手続きしないと定員になってしまうからなのです。

しかも、手続きが亀以上に遅い。超のろのろです。信じられないぐらい手際が悪いです。

私は一番に並ぶことができたのでサクッと済ませることができましたが、後ろに並んでいる人はうんざりな感じです。

挙句の果てに、もう定員になっちゃったとか言われたら、ちゃぶ台ひっくり返しますよね。

この国では一番に並ぶことが重要なんです。

IES en Lenguas Vivas "Juan Ramón Fernández"

 

3.Centro Nikkei Argentino

アルゼンチン日系センターという団体です。

私の知り合いが行っているところで、日本語がわかる日系人の先生とマンツーで1時間半もしくは2時間です。

1時間半で2,500円ぐらい。

基本的に語学学校の授業はスペイン語なので(初心者でも)、日本語で教わりたい人はここが良いと思います。

またマンツーなのでグループレッスンが好きではない人向けでもありますね。

Centro Nikkei Argentino - ホーム | フェイスブック

※サイトがないので詳細は直接お問い合わせを

 

生徒はブラジル人が多数、ロシア人やドイツ人が多いです。

ドイツやロシアなんてスペインのほうが近いのに何でアルゼンチンまで来るのか不思議ですが、基本的に若い女子はアルゼンチン人の彼氏についてきたというパターンがほとんどです。

あとは駐在妻とか。

中国人もいますが、スペインほど多くはありません。

 

ポルトガル語とスペイン語は発音はけっこう違いがありますが、文法や単語などはほぼ同じ。私でも書いてあるポルトガル語はなんとなく意味がわかるほどです。

それゆえポルトガル語を話すブラジル人は圧倒的に語彙が多く文法も理解できないところがないため、クラスでは彼らがしゃべってばかりです。

わざわざ学校に通うなと言いたい。

私は1年半弱スペインで語学学校に通っていたのですが、その時はイタリア人が同じ理由でうっとおしかったです。

あと、必ずクラスに一人、空気の読めないやつがいます。

話の流れとは全く関係ないことを言い出して時間を無駄にしたり、アジア人に対して無意識に差別的なことを言ったりします。

 

生徒はもちろん先生さえも時間を守らないし、みんな宿題やらないし、先生がしゃべりすぎて授業が進まないし、など問題だらけですが、この国ではそれは問題ではなく当たり前のことです。

この国だけじゃなく、少なくともスペインもそうでしたが。

なので普通に授業を受けていただけではもったいないので、いかに学校や先生を利用するかというのを考えると良いと思います。

私は毎回授業のあとにわからなかったことを質問したり、授業とは関係ない作文を書いて添削してもらったりしています。

嫌がる先生もいるかもですが、まずは相談してみて、OKならがっつり利用しちゃいましょう。