ブエノスアイレスにて

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パンについて

アルゼンチンでも主食はパンです。

スペイン語でもパンと言います。

と言うか、スペイン語(ポルトガル語)がそのまま日本語になったんですね。

 

アルゼンチンでは小麦をたくさん生産しているため小麦粉製品が非常に安く、パンももちろんとても安いです。

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スーパーでもこんな感じでで焼きたてを売っている所も多いです。

アルゼンチンのパンで定番なのが、Media Luna(メディアルナ)です。半月という意味のパンで、朝食におやつに、サンドイッチにも使われたりなど、国民食となっています。

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一見クロワッサンですが、違うのです。

クロワッサンは生地が層になっていると思いますが、これはパン生地をこの形にしているだけ。言い方を変えればクロワッサンもどきですかね。

これが12個(1ダース)で300円ぐらいです。

これはMedia Luna Manteca(メディアルナマンテカ)と言ってバターがっつりでほんのり甘く、ほかにも塩っ気があるものや上にお砂糖がかかっていたりするものもあります。

 

もうひとつ代表的なのがチョリパン。

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このようにチョリソーが挟んであるサンドイッチのことです。

アルゼンチンのチョリソーは辛くなく、肉がぎゅうぎゅうの太いソーセージを指します。

炭火で焼かれたチョリソーと野菜などを挟むだけですが、そもそもチョリソーがおいしいので、たいがいは文句なくおいしいです。

道端にチョリソー屋さんが出ていますが、衛生管理されていないので、チョリパン屋さんで食べるほうがベターです。

これも300円~400円ぐらいです。

 

また、Facturas(ファクトゥーラス)と呼ばれるいわゆる菓子パンも多いですね。

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日本ではペストリーとか呼ばれるんですかね。パンの上にカスタードやジャムが乗っていたり、先ほどのメディアルナにドゥルセデレチェを挟んだり。

1個30円ぐらいです。

 

あとはMiga(ミガ)と呼ばれるサンドイッチ。

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耳を落とした薄い食パンにチーズとハムがひたすら挟まれているというだけのサンドイッチですが、これも定番です。

なぜこのスタイルになったのか謎ですが、スーパーでは必ず売ってますね。お昼を食べる時間が10分しかない!というときとかに良いかも。

でも、ミガは挟まっているチーズやハムで救われることもあれば絶望的になることもあります。スーパーで売られているのは絶望に近いほうです。

 

と言う感じでアルゼンチンのパンたちを紹介してきましたが、ほかにもいろいろな種類があります。おしゃれなパン屋さんだとスコーンとかマフィンとかも売ってます。

しかし、これは個人的な意見になりますが、アルゼンチンのパンはおいしくない。

どれもこれもパサパサです。そしてモソモソです。

サクッとかフワッとか存在しません。

ちょっとお高めのパン屋さんですらそうなので、アルゼンチン人のパンの嗜好が私とは違うんですね。残念ながら。

ですので、アルゼンチンではあまりパンには期待しないほうが良いです。チョリパンは別ですけど。

ちなみに街中でよくホットドックを見かけますが、ソーセージはパリッとしてない魚肉ソーセージっぽいやつなのでご注意です。

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