バルデス半島旅行<その2> ペンギンツアー
まずはペンギンの保護区(コロニー)を訪ねる1日ツアーに参加。
ツアーの内容は、プエルトマドリンから南へ120kmのところにあるプンタ・トンボというマゼランペンギンのコロニーに行ってから、ガイマンというウェールズ人が作った町でイングリッシュアフタヌーンティー(希望者のみ)というもの。
しかし私はアルゼンチンでなにゆえイングリッシュアフタヌーンティーを楽しまなくてはならんのだと思ったことと、ガイマン訪問をイルカウォッチングに変更可能ということだったので、イルカウォッチングにしました。
朝7:45にホテルにお迎え、15人乗りぐらいのミニバスで参加者をピックアップしてまずはイルカウォッチングへ。
プエルトマドリンから1時間ぐらいのラウソンという町の小さな船乗り場からボートで大西洋へ。
雨がぽつぽつ降っており、若干波も高めでコンディションは良くありませんでしたが、出発して20分ぐらいで第一イルカ発見。
ここで見られるイルカはパンダイルカと言って、黒白で小型です。
船を先導するように泳いだり、船の下を通ったり、本当にイルカって好奇心旺盛なんですね。
悪天候で寒いし波は高いしで内心「早く終われ」と思っていましたが、イルカが次々と現れてからはそんな気持ちも吹っ飛び、イルカが見えるたびに興奮しました。
1時間半ぐらいのクルーズでした。
そのあと、1時間ぐらいでプンタ・トンボへ。
国立公園なので別途入場料がかかります。
外国人は400ペソ(約1200円)、アルゼンチン在住者は180ペソ(約540円)。
南米最大のマゼランペンギンの繁殖地で100万羽がここで子育てをするとのことです。
マゼランペンギンは9月ごろにプンタトンボにやってきて卵を産みます。11月ごろにヒナがかえり3か月間つきっきりで世話をし、その後3月~4月ごろ、リオデジャネイロ沖へ。
9月にプンタトンボに戻るまでの6か月間1度も陸には上がらないそうです。
そしてまた9月ごろにプンタトンボへ。自分の巣は1年たっても忘れないそうで、パートナーも毎年変わらず、それぞれがそれぞれの巣でパートナーを待つそうです。
なので、10月は卵を温めている時期。
保護区内の人間が通る道にはありませんが、すぐわきに巣を作っているので、超間近で見れます。
人間を怖がらないので彼らものんびりしたもの。
同じ木の根っこに何羽ものペンギンが巣を作っていてアパートのようでした。
しかしかわいい。
保護区の遊歩道は片道1.5kmぐらい。
ここで1時間ちょい過ごしました。
今回は天気が悪かったので凍えましたが、天気が良かったら1日中居れる気がする。
そういえば、ここでアルマジロやビクーニャも見ました。
そしてこの後、行く予定ではなかったガイマンへ。
と言うのは、ツアー参加者のほとんどがガイマンの代わりにイルカを申し込んでいたのですが、1組だけガイマンを申し込んでいたようで、結局両方ということになったのです。
ガイマンは19世紀にウェールズ人が入植し開拓した町で今も名前や習慣などウェールズの面影が残っています。
この町で有名なのが「Casa de te= Tea house」でアフタヌーンティーが楽しめることです。
興味はありませんでしたが、せっかく来たんだからと思って400ペソ払って参戦。
予想通り紅茶もお菓子もいまいち。期待を裏切らないいまいちさ。
この町にはダイアナ妃が訪れたと言うティーハウスもあり、ガイドさんはそちらもおすすめしてくれましたが、他の人たちが安いところで良いと言ったので結局ここになりましたが、安かろう悪かろうですね。
行くなら「TY TE CAERDYDD」(ダイアナ妃が訪れたところ)、「Casa de Te Ty Gwyn」のどちらかをおすすめします。
ガイマンからプエルトマドリンまでは約1時間。
ホテルに到着したのは19時ぐらいだったかと。
ツアー代金:1800ペソ
イルカウォッチング:1400ペソ
プンタトンボ入園料:180ペソ
ガイマンでお茶:400ペソ
お昼の時間は特に設けないのでサンドウィッチなどを持って行ってバスの中で食べるとかです。
事前に旅行代理店からイルカ代が別途かかることを伝えられていなかったので現金の持ち合わせがなくヤバいと思っていたのですが、カードが使えたのでセーフ。
次はバルデス半島のツアーです。