盆踊り大会について
アルゼンチンには日本から移住した日系人の方々が2世3世を含め約3万人ほどいて各地でコミュニティをつくっています。
ブエノスアイレスには彼らが作った日本庭園などもあり、日本っぽいものが割と根付いていたりするのですが、そのひとつに盆踊りがあります。
毎年1月の2週目の土曜日にブエノスアイレス市の隣のラプラタ(la plata)市では大きな盆踊り大会が行われ、1万人以上が来場するそうです。ブラジルからも日系人の団体がやってくるとかで、ある意味、南米を代表する日系イベントになっているようです。
午後17時に会場。入場料は2019年は200ペソ(600円ぐらい)です。
会場は日本人学校の校庭で、そこにやぐらが組まれ、提灯がぶら下がり、盆踊りエリアを取り囲むように出店が出ます。
出店は著作権を無視した日本のキャラクターグッズなどもありますが、やはり飲食の出店がメイン。
しかも焼き鳥やおにぎり、和菓子など日本っぽい屋台がたくさん出ます。
さらに、日本のナスやキュウリ、手作りみそや街中では手に入れづらいキムチなども売っており、興奮してたくさん買い込んでしまうのでエコバッグは必ず持っていきましょう。
最初はちびっこの踊りやのど自慢などがあり、日が暮れてきた20時ぐらいからいよいよ盆踊りが始まります。
ど定番の炭坑節や河内音頭、ずんどこやまさかのアラレちゃん音頭まで数曲がエンドレスで流れ続け、参加者もどんどん増えていきます。
22時前後に花火が上がり最高潮に達します。
で、そのあとまた盆踊り再開。
24時に終了です。
会場はここ
行き方ですが
1.ブエノスアイレスのレティーロ駅から出ている高速バスでラプラタの中心地まで行き、そこからタクシー。
ブエノスアイレスからラプラタまでは約1時間です。
「La plata, Autopista」と書いてるバスに乗りましょう。
Autopistaとは高速道路のことで、高速道路を使わないローカルバスもあります。それに乗ってしまうと永遠にラプラタに着きません。
これ、行きは良いのですが、帰りが困る。
なぜなら、タクシーを呼ばなくてはならないからです。
なので行きのタクシーで迎えに来てほしいと伝えたり、電話番号を聞いたりしておきましょう。
2.ブエノスアイレスの日系団体がチャーターするバスに便乗する。
もちろんバス代はかかりますが(いくらか忘れた)、会場までダイレクトに連れて行ってくれて、もちろん帰りも行きの集合場所まで連れて行ってくれます(そこから自分の家まではタクシー)。
注意点としては予約が必要です。身の回りでわかる人にお願いするか、FANAという日系団体に問い合わせてみましょう。
FANA - Federación de Asociaciones Nikkei en la Argentina
私は知り合いがこの団体と関係のある仕事をしていたので一緒に連れて行ってもらいました。
ただみんなで行ってみんなで帰ってくるので、いくら疲れていても先に帰ることはできません(タクシーなどで帰れば別ですが)。
昨年は15時ごろに集合、現地に17時前に到着し、帰りは23時ごろバスに集合、ブエノスアイレス着が24時過ぎでした。
現地で6時間もどうしろと・・・。
3.友達の車に乗せてもらう、もしくは自分で運転していく
これが一番楽ですね。
ただ、駐車場に入るのに非常に時間がかかります。
しかも早めの時間にいかないとスペースがなくなります。
他の注意点としては、
・休憩スペースはあるけど満員で座れないこともあるのでレジャーシートを持っていく
・ゲリラ豪雨が来るかもしれないのでカッパなどを用意しておく
という感じでしょうか。
日本では盆踊りなど参加しなくなって久しいですが、まさかアルゼンチンでこれほど大きなお祭りとして成立しているとは思ってもいませんでした。
もちろん日系に限らずみんな盆踊りを楽しんでいて、やっぱりこういうのはいいなぁと思いました。
アクセスは良くないですが、機会があれば参加してみるのも良いのではないでしょうか。