ボカ地区(カミニート)について
ブエノスアイレスで最も有名と言っても良い観光地、ボカ地区についてです。
ボカ地区はブエノスアイレスの南側にあり、控えめに言っても治安のよい場所ではありません。
ボカ地区には大きく3つ観光地があり、1つ目はカミニート、2つ目はボカジュニアーズのスタジアム、3つ目はキンケラ・マルティン美術館です。
1.カミニート
ガイドブックでよく見るあの場所です。カラフルな建物が特徴。
大変フォトジェニックな場所です。
レストランやお土産屋さんなどもたくさんあり、いつも観光客であふれています。
訪問する時間帯としては太陽が真上に来るぐらいの時間が建物にまんべんなく日が当たって写真映えするのではないでしょうか。
季節にもよりますが。
観光客が多いということはスリなども多いと言うこと。
散策する際には十分気を付けましょう。
また、うっかり地図以外の道に入ってしまうと、あぶないです。
観光客がいる通りだけ歩きましょう。
2.ボカジュニアーズのスタジアム
マラドーナが所属していたチーム、ボカジュニアーズ。
博物館があり、チームの歴史を知ることができるとともにスタジアム見学ツアーもあります。
見学ツアーは1時間ぐらいですかね。数階分の階段を上らなくてはならないので、足を骨折とかしてるとちょっと辛いかもです。
チケットによってロッカールームに入ることができます。
ファンの方にはたまらんでしょうね。
博物館の入場料や見学ツアーの料金は常に変わっているので気になる方はこちらでご確認ください。(英語版がない)
3.ベニート・キンケラ・マルティン美術館
知らない方がほとんどだと思いますが、アルゼンチンを代表する画家さんの美術館です。
ボカの美術学校に通っていたことからこのエリアに愛着が湧くようになったようです。
そして、ボカをカラフルにした張本人でもあります。
この建物の向かって左半分が美術館、右側は普通の小学校なのですが、この学校もキンケラ・マルティンが建てたものです。
屋上からはこんな景色が見られます。
「ボカ」と言うのは「口」と言う意味で、その名の通り、このエリアは船が到着する港、つまりブエノスアイレスの玄関口でした。
そのため、ボカに面した川には毎日たくさんの船が着き、たくさんの労働者が働いていました。
そんな活気のあるボカでしたが、現在のセントロに近いほうに新しい港ができ、ボカは廃れます。
そして仕事もなく人も去っていくボカを元気づけようと、町をカラフルにし始めたのがキンケラ・マルティンなのです。
実際に彼は現在の美術館の建物に住んでおり、キッチンや寝室などがそのまま残されています。
カラフルでかわいいですよね。
画家として成功し、ボカ地区の発展のために尽くします。
詳しくはウィキペディアでどうぞ。
小さな美術館でだいたい空いています。
でも彼のボカを愛する気持ちが伝わる美術館で私はとても好きです。
入館料は基本的に無料ですが、寄付として50ペソほど徴収されます。
と言うか、もっととってもいいのに。
日本ではほとんど知られていない画家ですが、時間があればぜひ立ち寄ってほしいです。
4.ボカはタンゴ発祥の地
いくつかのレストランの入り口で客寄せのためにタンゴを踊っていたりします。
と言うのはボカはタンゴ発祥の地とされているからです(蚤の市があるサンテルモもそのように主張していますが)。
なぜタンゴ発祥の地かというと、ボカの港に帰ってきた船乗りと娼婦の踊りが原型とされているからです。だからあんなにセクシーな踊りになったのかという感じですよね。
ということで、今更ながら超有名観光地のボカ地区のご紹介でした。
他の方もたくさん書いているので、参考のひとつになればうれしいです。