寿司について
Sushi(寿司)は流行っているようであちこちで寿司レストランやデリバリー寿司を見かけます。
日系人コミュニティがあることから、日本食を受け入れることは難しいことではないように見えます。
もちろんカスタマイズされていますが。
魚を食べないこの国で寿司と言えばサーモンとマグロです。
とりあえずこの2つ。これ以外の魚がネタになっている寿司はありません。
強いて言えば、シーチキンマヨぐらい。
魚以外でど定番なのがクリームチーズ。サーモンやアボカドと組み合わされたりしていて、出現頻度がかなり高い。と言うか、かならず登場します。カニカマも定番ですね。
こっちの人に、日本の寿司(古典的な)ではチーズはあり得ないんだよ、というとびっくりされます。誤解されまくりです。
寿司レストランや日本食レストランで食べることができるのと、ショッピングモールのフードコートやスーパーのお総菜売り場的なところでも買うことができます。
で、問題のお味ですが・・・
ご想像通り、おいしくないです。
何がおいしくないかと言うと、寿司飯がイマイチすぎ。酢飯じゃないことがほとんどです。
あと、ネタがやはりイマイチ・・・。しかたないですね、これは。
で、なんといってもひどいのがお醤油。
お醤油がまずい。
キッコーマンなどならまだ大丈夫ですが、made in Argentine のお醤油はやばすぎです。びっくりです。
ここに着いて間もないころに、日本人のおじさん数人とおしゃれエリアにあるおしゃれ寿司レストランに行きました。
高級店だし、評判もなかなかだったので期待していたのですが、出てきたのがこれ。
まず、照明が暗いところで寿司を食わせるなと言いたい。
ネタの色がわからん。新鮮かどうかがわからん。
と言うか、そんなコンセプトは持ち合わせていないのです。
そして、謎のネタ。
オレンジのはウニではないですよ。なんなんでしょう?わからず。
となりの赤いモジャモジャも不明。
ちょっと奥にある周りがきつね色っぽいのは、巻き寿司を揚げたやつ。意味がわからん。
と、こんな感じなのです。創作寿司ですね。
美味しければ良いのですが全くおいしくない。
でもアルゼンチン人に聞くと、この店は最高だと。
まぁ、現地の人の口に合うようにカスタマイズされているのは良いのですが、これが日本の寿司だと誤解されるのが嫌すぎます。
作り方もテキトーすぎ。
巻き寿司なんか、親の仇のようにぎゅうぎゅうに押しつぶすし、ごはんにゴマなんて混ぜたらご飯同士がくっ付かず、形が崩れてしまうなんてことは全く気にしていない。
ご飯の質もかなり違うので何とも言えませんが、それっぽければOKなんですよね。
という不満が溜まり、先日語学学校の授業で寿司について熱弁しまして、この記事を書くに至ったわけです。
きちんとした日本食レストランのお寿司はそこそこいけます。
でもやっぱり日本の回転ずしのほうが上ですね。あたりまえか。
お寿司、食べたいけどこの国では無理そうなので、自分の家で酢飯の上にスモークサーモン乗せて日本から持ってきたお醤油とわさびで食べるスモークサーモン丼で凌ぎたいと思います。
スモークサーモンも高いけど・・・。