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サルタ・フフイ旅行:2日目(雲の上の列車)

到着翌日にしていきなり大きな目的のひとつ、雲の上の列車へ。

雲の上の列車とは、かつて使われていた列車を観光列車にしたもので、San Antonio de los cobres(サンアントニオデロスコブレス)という町から標高4000mぐらいの鉄橋まで行って引き返してくる3時間のアトラクションです。

雲の上の列車

ハイシーズンとオフシーズンで運行回数は違うようですが、私が行った4月下旬はオフシーズンなので1週間に2回のみの運行。ネットでチケットを買おうと思ったのですが、サイトがうまく表示されず、代理店さんに頼みました。

チケットは2種類。

・サルタからサンアントニオデロスコブレスまでバス→列車→サンアントニオロスコブレスからサルタまでバスで買える

・サンアントニオデロスコブレスからの列車のみ

サンアントニオデロスコブレスまでレンタカーなど自力で行ける人は列車のみのチケットで良いのだと思います。

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私は当然車の運転ができないのでバス&列車のツアーに申し込みました。

6:30に旧サルタ駅へ行かなくてはならなかったので5時起き。

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旧サルタ駅で予約票のチェックを受けます。このときにパスポートが必要なので忘れないようにしましょう。

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その後、後方にあるカウンターで、どのバスに乗るか指示され、リストバンド↓をつけられます。

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私はオレンジのバス。

外国人が集められたバスでガイドさんはスペイン語と英語で説明をしてくれます。外国人と言ってもチリ人とかウルグアイ人とかブラジル人なので、スペイン語わかるひとがほとんどなんですけど。

 

全部で4台ぐらいのバスで7時に出発。目的地は列車の発着地、サンアントニオデロスコブレス。

途中、写真スポットや見どころなどに停車します。

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そこには必ずお土産の露店が出ていて、売っているものはだいたい同じ。でも、値段はまちまち。

鉄橋のところはストール350ペソ、見晴らしが良いところは400ペソ。 

 

その後、アルファルシートという村で朝ごはんが配られました。想定外。小さな丸いパン2つとミニアルファフォールと甘い小さなパン。あと飲み物。

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ここではトイレにも行けるし、小さな教会を見学できたり、お土産屋さんなどもあります。

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その後はひたすらバスに乗ってサンアントニオデロスコブレスに到着。

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サルタを7時に出発して途中色々寄ったりしたこともあって、到着したのは11:30。

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予約時に席が決まっていて、私はやはり外国人が集められた車両でした。途中、ガイドさんがスペイン語と英語でガイドしてくれます。

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すでに標高は3800m,これから3時間かけて往復するのだが、最高到達点は4200mらしい。

事前に薬で高山病対策はしていたが不安は不安。

12時に出発。見所は全て進行方向左側。

なので、帰りは座席を右と左で入れ替えるシステムになっていますが、場所の説明などは帰りはしてくれないので、予約時に左側の席を取るようにしましょう。

列車内にはトイレもあるし、看護師が5人いて万が一、高山病になっても対応可能。

 

で、なんといってもこの列車のハイライトはこの鉄橋でしょう。

雲の上の列車

この高さ、わかりますかね。 

この鉄橋を渡り切ったところで折り返し、再度渡ったところで一時停車します。

そしてみんなで列車を降りて、鉄橋が見れる展望台的なところへ。

雲の上の列車

この展望台は広場みたいになっていて、お土産屋の露店がたくさん出ています。

こんなところまで持ってくるなんて、ほかのところより高いんでしょ?と思っていたらそんなことなく、他で見たストールは250ペソと安く、手編みのニット帽は100ペソだったりしてお得感ありました。

 

20分~30分ぐらい停車してまた列車に戻りひたすらサンアントニオデロスコブレスへ。

戻った後はレストランでお昼ごはん。

16:30に出発して一路サルタへ。

 

1回トイレ休憩でサンタロサという村に寄ったのですが、トイレが2か所あって、きれいなほうのトイレは10ペソ払う必要があります。

その代わり、トイレットペーパーつきです。もう一つのほうはお金盗らないです。まあ、10ペソなんて30円なので、だったらきれいなほうがいいですね。

そこでトイレに行ってバスに戻ったらサンドイッチと飲み物のサービスがあった。これまた想定外のサービス。

さすがに食べられなかったのでもらうだけもらって、これは夜ご飯に。

そして20時ごろサルタに到着。

 

高所をいくツアーということもあって、常に救急車がついてまわってくれていました。

ガイドさんも気がきくし、なかなか中身の濃いツアーだったと思います。あと、朝ごはんやおやつのサンドイッチなど、途中の村々に運営会社からお金が落ちるようになっているのが良いと思いました。

 そういう視点では観光系に携わる人は体験してみると良いのではないでしょうか。

移動距離が長いのと高所なので結構疲れますが、経験としては面白いと思いました。