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秘境エストレージャ湿地へ:アルゼンチン北東部&パラグアイ旅行 その3

<エストレージャ湿地へ>

フォルモサから西へ350km、車で約4時間のLas Romitas(ラス・ロミータス)という村が拠点になります。

が、なにもないのどかな村です。

エストレージャ湿地は地図の28と書いてある道路の左側一帯で滋賀県と同じぐらいの大きさがあります。

南米で3番目に大きい湿地でたくさんの鳥やワニ、カピバラ、シカなど多種多様な生物が生息しています。

特に有名なのがイエローアナコンダです。

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実はまだ全く観光開発がされておらず、ビジターセンターがあるわけでもなく公園として整備されているわけではありません。

なので、湿地内でなんらかのアクティビティをする場合は事前に観光インフォメーションなどに相談が必須です。

Bañado la Estrella – Ministerio de Turismo de la Provincia de Formosa

 

私はフォルモサ観光局の方が連れて行ってくれるということだったので大いに期待して行ったのですが、前日にその人がドタキャンをし、結局、Las Romitasで育ったという若者に連れて行ってもらったのですが、観光局の人からはなにも引き継ぎなどが行われておらず、ただ連れて行ってくれただけ、なにもアクティビティはできませんでした。

さすがアルゼンチン人。

 

しかしながら、夕日はきれいでした。

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翌日は超早起きをして日の出を見に行きました。

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おもしろかったのは、夜明け前は鳥たちが超活発になること。

ものすごい数の鳥たちが集合して魚を獲ってました。

これだけでも見る価値はあるんじゃなかろうか。

 

ホテルに戻って朝食のあとはLas Romitasでお土産物探し。

連れてきてくれた若者パブロくんがあちこちで聞き込みをしてやっと見つけたお店でアシで編んだ果物かごを購入。

これで400円ぐらい。激安。もっと買って来ればよかった・・・。

 そのあとはビーフジャーキーをつかったおいしいエンパナーダがあるというのでそのお店へ。

お店と言うかただの民家で、待っている間にお庭を見学。

肉が干してあります。

犬やら猫やら子ヤギやらブタの親子やら。のどかすぎる。

結局このお庭でエンパナーダも食べさせてもらいました。

こういうのはその土地を知っている人がいないとできないことですね。

 

エストレージャ湿地を含むこの一帯はこれから観光開発に力を入れていくとのことなので、まだまだマイナーな場所。

まだまだ観光客が訪れることも少なくアルゼンチン国内における旅行先となるのは当分先のこと。

それゆえ手つかずの自然が楽しめると思ったのですが、今回は非常に残念でした。

この先も日本からのツアーに組み込まれることはないとは思いますが、アルゼンチンのステキな場所として知っておいてもらえたらうれしく思います。