パラグアイの日本人村イグアス居住地へ:アルゼンチン北東部&パラグアイ旅行 その5
<イグアス居住地へ>
パラグアイの首都、アスンシオンを後にしてブラジルとの国境から40キロぐらいのところにあるイグアス居住地を訪問しました。
イグアス居住地と言うのは簡単に言うと、戦後に日本人移民が開拓したエリアで現在も600人以上の方々が住んでいます。
日系人だけではなく、ドイツ系とかオランダ系とかもちろん現地の人たちも暮らしているので、彼らを合わせるともっと多くの人々が暮らしています。
アスンシオンを7時に出発しバスで約6時間ぐらい、13時ぐらいに到着。降りる場所は「42km地点」という謎の場所になるので、事前にバスの人に言っておきましょう。
また、このバスでは朝ごはんは出ません。
途中でエンパナーダなどを売る人がバスに乗り込んでくるのでそのっ人たちから買います。そうじゃなかったら持ち込みもOKです。
イグアス居住地についてはこちらの方が詳しく書いてらっしゃるのでご参考にどうぞ
レストランに行っても普通にから揚げとかお好み焼きとか生姜焼きとかがメニューに載ってるし、お客さんも東洋人の顔で日本語を普通に話していました。ちびっ子たちも普通に日本語。
スーパーでは納豆やちくわ、薄切りの肉(こちらでは薄切り肉は存在しない)が売られていて、毎週通いたいぐらいでした。
パラグアイという日本から遠く離れたところにいるとは思えないほど日本感があふれており、なんとも不思議な感覚でしたね。
今回はペンション園田という民宿に一晩お世話になったのですが、朝ごはんがこれまた和風でありがたい。
オーナーの園田さんは11歳のころにパラグアイに移住されたそうです。
当時のことなどを詳しく話してくれたり、町中をガイドしてくれます。また、天気が良ければ夜に星を見に連れてってくれるそうです。私が滞在したときは曇りだったので残念ながら見れませんでしたが、光がとても少なく視界を遮る高いものがないのでものすごく星が見えるのではないかと思います。
日系人と言うとブラジルが有名だし、ペルーのフジモリ大統領とかも著名ですが、存在としてうすらぼんやりと知っているだけで、実態は恥ずかしながら知りませんでした。
かなり苦労されたんだろうな、というイメージはありますが、それは昔のことではなく最近まで続いていたことを知り、日本人として知らないのはちょっと恥ずかしいことかもしれません。
現在の状況まで来るのにどれだけ険しい道のりだったかを考えると何とも言葉にできない気持ちがこみ上げてきちゃいますね。
だからと言って何かできるわけじゃないんですけど。
今回イグアス居住地を訪れたことで、今まで知らなかったことをひとる知ることができたのは大きな収穫だったと思います。