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イベラ湿地で野生のカピバラに会う:アルゼンチン北東部&パラグアイ旅行 その9

<ポサダスへ そしてイベラ湿地へ>

プエルトイグアスから最後の目的地、ミシオネス州の州都であるポサダスへ移動。

同じ州内での移動なのにバスで7時間かかります。

まぁ、いろんな町や村に寄るので時間がかかるのですが。

 

ポサダスはパラグアイ国境の街で川を挟んで対岸はもうパラグアイです。

この街を訪れた目的は2つ。

イベラ湿地に行くこととポサダスと川向こうのエンカルナシオンにある400年前の遺跡を見に行くことです。

まずはイベラ湿地から。

 

イベラ湿地は南米大陸で2番目に大きく高知県と同じぐらいの大きさです。

ポサダスのあるミシオネス州ではなく隣のコリエンテス州にあり、数か所の入り口があります。

ポサダスからはPortal Cambyreta(ポルタル カンビレタ)とGalarza(ガラルサ)の2か所のどちらかなら日帰りが可能なようですが、カンビレタのほうは散策のみ、ガラルサのほうは散策に加えボートでの散策が可能とのことだったのでガラルサにしました。

 

ポサダスのバスターミナルを朝6時に出発し、2時間バスに乗ってVirasoro(ビラソロ)という町へ。

そこから手配したドライバーさんの運転する車で未舗装の道を約2時間。腰痛持ちの方はけっこう厳しいかも。

そして、湿地内のエコロッジ的なところに到着。

お茶したりして軽く休憩してからボートで湿地内をめぐります。

何と言ってもカピバラに興奮しました。

ロッジの近くをのしのしと歩き、もしゃもしゃと草を食べ、瞑想に耽る。巨大ネズミとはわかっていましたが、やはりかわいいものはかわいい。あんまり近づきすぎると逃げちゃいますが、3メートルぐらいまでなら近づくのを許してくれる子もいます。

 

ロッジに戻ってお昼を食べて、ハンモックで昼寝したら森の散策です。

巨大サボテンがあったり、

キツネも住んでいる。

そして、こんなロッジに宿泊可能なのです。

今回は日帰りだったので泊まれませんでしたが、泊まったら夕日や朝日、そして満天の星が見られたことでしょう・・・。

悔やまれる。

 

と言う感じで、色々な動物を間近で見たり、自然の中でのんびり過ごすにはとても良いところです。

ただ、日本のガイドブックにはまだ載っていないし、日本語での情報もかなり少ないです。

どうやらColonia Carlos Pellegrini(コロニア カルロス ペジェグリニ)という町が拠点として有名なようで、湿地とそうじゃない土地との境界にあります。

この町にはホテルや湿地ツアーを催行するツアー会社がたくさんあるそうなので、ここがメジャーな拠点というのも納得です。

しかしながら、この町までは交通の便がよろしくなく公共交通機関で到達することができないようです。

たとえばブエノスアイレスからはメルセデスという町まで長距離バスで行って、そこからツーリストバス。

飛行機の場合はポサダスが最も近いようですが、そこからはドライバーを手配して200kmの道のりを運転してもらわなくてはならないようです。

なかなか気軽な感じではないですが、その分手つかずの自然が楽しめると思います。

できればもう一度行って、2~3日滞在したいけど無理だろうなぁ・・・。