クリスマスについて
クリスマスと言うと日本では寒いのが当たり前ですが、アルゼンチンは南半球にあるため暑いです。
日が沈むのも遅いので、イルミネーションとか気合が入りません。
と言うか、街でも家庭でも見かけません。
まぁ、外にイルミネーションとかクリスマスの飾りをつけてると根こそぎ持っていかれてしまうからなのだと思いますが、日本みたいにそこかしこにツリーがあったりするわけではありません。地味です。
一般的な過ごし方は24日の夜21時ごろに両親の家に集合。夕飯を食べて話して、0時になったら乾杯。そしてしばらくまた歓談をして1時とか2時ごろに帰る感じです。
ちびっこがいる場合は、0時ごろになんとなく外に連れ出して花火をしたりして、その間に大人たちはツリーの下にプレゼントを置いておくという演出をします。
そして、「さっきサンタさん来たよ」と言ってプレゼントの時間になるわけです。
子どもたちは大興奮でプレゼントを開けまくり、もらったばかりのおもちゃで遊び、もう1時だと言うのに眠気など1ミリも感じることなく夢中。まぁ、お昼寝してるんですけど。
私は日系に友達にお招きいただき、奥さんのご両親の実家へお邪魔しました(昨年も)。
日系ということもあってお寿司でクリスマスを祝います。
こっちだとサーモンにはかならずクリームチーズが乗っているのですが、こちらのお宅はサーモンのみ。すばらしい。
めったに食べられないお魚、しかも生魚、遠慮なくいただきました。
ちなみにこの手前の巻き寿司、衣がついてるのわかりますかね?
そうです。寿司フライです。
なぜ揚げるのか?
クリスマスのお菓子と言うのもあります。
Pan dulce(パン ドゥルセ)と言って、直訳すると甘いパン。
コックさんの帽子のような形で、ちょっと甘いパンにドライフルーツとかチョコチップとかナッツとかが練りこまれています。
ものによってはドゥルセデレチェが入っているのもあります。
上にかかっているのはお砂糖です。
調べたらイタリアのパネトーネというやつと同じだそうです。
さすがイタリア移民が多い国ですね。
で、おいしいかと言うとそうでもない。
おいしいお店のはおいしいです。パンがしっとりどっしりしていて、ナッツとかドライフルーツがたくさん入っていて、お砂糖もうっすら塗られている程度。
スーパーとかのはパサパサです。
私はそれなりのパン屋さんで買ってみましたが、期待外れ。パサパサでした。
でもけっこうなお値段で、1200円ぐらいでした。高い。
私の印象としてはそこまで信仰心が篤い国ではないように思えますが、クリスマスはやはり大事なようですね。
家族と過ごすのが一般的ですが、私のような異邦人や事情があって家族と過ごせない(過ごさない)人も誘ってくれます。
誰かと一緒に過ごすというのが大事なのかもしれません。
なので、24日の夕方ぐらいにはスーパーなどは閉店、25日はどこも開いていないので、必要なものは事前に買っておきましょう。
ぼっちで寂しい場合は観光地に行くという手段もありますが、高いでしょうね・・・。