マーブルカテドラル&アルゼンチン西部旅行:7日目(アンデス山脈ツアー)
アルゼンチンのメンドーサはワインで有名な町で、メンドーサへ行くと言うとワイナリー巡りが目当てだとみんな思います。
それもそのはず、アルゼンチンには1200軒のワイナリーがあるそうなのですが、そのうち700軒がメンドーサにあるそうなのです。
ワイン生産量もアルゼンチンは世界5位なのですが、日本ではチリワインのほうが有名。
商売下手なんですよね。
で、メンドーサはワインだけではなく、南北アメリカ大陸最高峰のアコンカグアの玄関口としても有名です。
もちろん私は登る気は1ミリもありませんが、せっかくサンティアゴまで行ったのでついでに拝んでこようと思ったわけです。
ということで、今日はメンドーサのアンデス山脈の見どころを巡るアルタモンターニャツアーに参加。
事前にネットでツアーを探して予約しました。
私が頼んだのはこのツアー会社このツアー。
ツアー代金は1200ペソ。3500円ぐらいです。
事前にクレジットカードで決済するのですが、カード番号や名義、セキュリティ番号をメールで送ってくれと言うので、さすがにそれは嫌だと思い、電話してもらって口頭で伝えました。
それでも微妙かもしれませんが、セキュリティのしっかりした入力フォームを持っている代理店は多くありません。
なのでこういったやりとりが嫌な方は、事前にネットでツアーの目星をつけて、現地に着いてからその代理店を探してその場で決済したほうが良いでしょう。
私はメンドーサの町自体には興味がなかったので、代理店を探す手間と時間を節約したため、事前予約にしました。
いくつかの代理店とやり取りしましたが、この代理店が一番感じが良かったです。
それで、当日。
7:30に迎えにくるはずが8時近くに来る。
そのあといくつかのホテルに寄って参加者をピックアップして一路アンデス山脈へ。だいたい20名ぐらいのツアーです。
一人参加は私ともう一人。あとはほとんど夫婦かカップルでした。
まずは大きな湖を見学。
ダム湖だそうでメンドーサの人々の飲み水になるのだと言っていた気がします。
しかし天気悪い。ホテルを出発するときは雨が降っていて、この時点では雨は止んでいるんですけどね。
ガイドさんが、町では雲があるけど山に入ったら90%の確率で晴れると言っていたが、どうなることやら。
ルートはこんな感じ。
本当にチリ国境ぎりぎりのところまで行きます。
湖を見た40分後ぐらいにトイレ休憩でウスパジャダという町に寄りました。
湖からの道はこんな感じ。すると急に町が現れるのです。
上の地図でもわかるようにけっこうな山の中です。
どんな仕事で生計を立てているんでしょうね。
このトイレ休憩のあとからこのツアーの本番が始まります。
一つ目は、ちょっとした丘の上から山々の間に見えるアコンカグアを見ること。
奥の雪をかぶっているのがアコンカグアです。
ガイドさんの言うようにいつの間にか晴れてはいたのですが、アコンカグア上空には雲が多少あったので輪郭がくっきりではないですが、でも見れて満足。雪をいただいた山頂部分はやはり天候が変わりやすいのだろうなと思いました。
この展望台はアコンカグア州立公園の入り口で、だれでもここまでは入れます。
園内のトレッキングなどをする場合はここで入園料を払ってさらに奥へと進む仕組みです。
次は車で4000mまで登り、チリとの国境にあるキリスト像を見に行きました。
くねくね道をぐいぐい登る。
着いたところは富士山頂よりは高い場所。風が強くて寒かったです。
ここでは20分停車。
その昔はアルゼンチン軍の避難所だったとかで、建物は残っています。
下ったところのレストランでお昼。
私はサンドウィッチを持参していたので、アンデスの山々を見ながらみんなが戻ってくるのを待っていました。
そして最後はプエンテ・デル・インカ(puente del inca)という橋。山から湧き出た水のカルシウムが固まってできた橋。
インカと呼ばれているけど、インカ文明とは全く関係がなく、最初に見つけたスペイン人がインカ文明が作ったのだと勘違いしてついた名前だとか。
ここの後は帰路へ。
それぞれの見どころは興味深くツアー自体も楽しかったですが、なによりもアンデス山脈自体が素晴らしい。いろいろな表情を持ち、またパタゴニアのアンデス山脈とはちがう。
サンティアゴからの国境越えでも同じ景色は見れますが、各見どころには停車しないので、これはぜひツアーに参加することをおすすめします。
いやー、アンデス山脈のことをもっと知りたくなりました。
ホテルに戻ったのは18:30ごろ。
山ではこんなに晴れていたのに町ではどんよりしていました。
意外と疲れていたので、サンドイッチを買ってホテルで夕食。
翌日はサンフアンへ移動です。