野菜について
アルゼンチンは食料自給率が高い国と言われています。
特に小麦や大豆などの穀物自給率は200%を超えているとも言われ、過去7回も財政破綻しているにもかかわらず国民は飢えることがないのです。
ということなので、アルゼンチン人は小麦粉製品ばかり食べているわけですが、野菜なども日本に比べるかなり安いです。
量り売りの八百屋さんか街のあちこちにあり、1個からでも買うことができます。一人暮らしにはありがたいです。
日本の野菜とは違ってすべてが大振りで皮が固かったり大味だったりしますが、まぁ許容範囲です。
レタスなどは普通のレタスとサニーレタスとかひらひらしたレタスとかいろいろあります。
トマトも種類が豊富ですね。さすが南米原産。
最近はルッコラが流行りだそうで、3束130円とかで売っています。
日本ではおしゃれ野菜のルッコラが安く買えるのはうれしいです。
果物も日本に比べると安いです。
リンゴは一年中出ています。赤いのも緑のもありますが、全部小さいです。
あとはミカンや洋ナシ、ブドウ、バナナなど。
もちろんスーパーにも野菜売り場があって、そちらでも量り売りです。
スーパーの場合はカット野菜なども売っているので、便利と言えば便利ですかね。
と、これだけ聞くと良さそうですが、落とし穴がいくつか。
まず、新鮮ではないことが多いです。
腐ってるのとか普通に置いてあります。しなしなのとか。
スーパーとかもけっこうやばいです。
袋入りのカット野菜が茶色くなっていたりします。
それに野菜をちゃんと洗っていません。
泥だらけで店頭に置かれています。
日本でも泥付きごぼうとかありますが、そういうレベルではなく、ルッコラとか畑から引っこ抜いてそのまま束にしただけです。
土を払おうともしていない。
だから食べる前にきっちり洗わないといかんのです。
あと、野菜自体の種類が少ないです。
いつも同じ野菜や果物ばかりで旬の何か、というのがないです
さすがにスイカなどは夏しか出ませんが、顔ぶれが変わらないなと言う感じです。
スーパーの野菜売り場も小さいです。
クッキー売り場のほうが広いですね。。。
それに根菜が少ないですね。
これはアルゼンチンだからと言うわけではなくほかの国でもそうだと思いますが、大根、かぶ、ゴボウ、れんこんなどほとんど見かけません。文化の違いなので仕方ないですが、食べたくなる時もあります。
そもそも、アルゼンチン人はあまり野菜を食べない印象です。
と言うか、野菜が主役の料理がない気がします。
サラダなどは食べているようですが、それは肉のお供として。
ほうれん草とチーズのキッシュ的なものもメジャーですが、そうじゃなくて・・・
野菜の煮物とかポトフみたいなものがないんです。
だからレタスの種類ばっかり増えて、野菜自体の種類が増えないんでしょうね。
まぁ、どうにか毎日少しでも野菜をとれるのはありがたいです。
あとはもう少し品質管理をしてくれると良いのですけどね。