飲み物について
前回のアルコールに続いて、今回はアルコール無しの飲み物についてです。
アルゼンチン人は日ごろ何を飲んでいるのでしょうか。
1.マテ茶
一時期日本でもペットボトル入りのマテ茶が流行ってましたが、アルゼンチンでは日常的に飲まれています。
マテ茶の飲み方は、足のついたマテ茶用の湯飲みにジェルバと呼ばれるお茶っ葉をそのまま入れて、60~70度ぐらいのお湯を入れて、茶こし付きのストローで飲みます。
お湯の温度が高すぎると出すぎてしまって苦くなってしまいます。
あと、熱いお湯をストローで飲むのは罰ゲームに近い。
なのでちょっとぬるめのお湯が良い感じなのです。
マテ茶セットなるものが売っていて、楕円形の筒状の革のバッグに魔法瓶と茶葉、湯飲みとストローが入っていて、持ち歩きます。
休みの日とか超たくさんの人がマテ茶セットを公園に持って行って、一つのマテ茶をみんなで回し飲みしながら長時間過ごします。
けっこう利尿作用があるんですが、トイレに行きたくならないのか他人事ながら気になって仕方がありません。
マテ茶は健康に良いと言われていて日本で売り出されたときは「飲むサラダ」とか言われてましたね。
カフェインはそんなに強くはないですが、それなりに入っているので寝る前に飲んだり妊婦さんは避けたほうが良さそうです。
あと、日本人は割と胃に来る人も多いようです。1日1回とかなら大丈夫ですが、飲み続けるとやられちゃうみたいです。
種類は星の数ほどあって、正直どれが良いのかわかりません。
ティーバッグのものもあるので、お土産にはそのほうが良いかもですね。
私はレモンのフレーバーがついたマテ茶をお茶パックに入れて水出しで冷蔵庫に常備しています。
マテ茶は少しだけ苦みがあるので、フルーツのフレーバーがついているとだいぶ飲みやすくなります。
パラグアイだと通常の飲み方でも水出しで飲むことが多いそうです。暑いからですかね。
アルゼンチンでは北の方に行っても必ずお湯です。
2.Agua saborizada(アグア サボリサダ)
直訳するとフレーバーウォーターでしょうかね。
でも、日本で売っているような見た目はお水なんだけど飲むと桃とかブドウの味がする、というのではなく、まったくもってジュースです。
リンゴ、グレープフルーツ、オレンジ、洋ナシなどいろんな味がありますが、要は炭酸無しのジュースです。
これがスーパーではいろんなメーカーのが大量に売られていて、大量に購入されています。
レストランなどでは食事のお供に飲まれていることも多いです。
アルゼンチン人の志向にマッチしたんですかね。
確かに夏とかはごくごく飲めるので私も割と飲んでました。
ただ、当然ですが人工的な味がするのでダメな人はダメでしょう。
3.コーラ
本当にみーんなコーラを飲みます。びっくりするくらい。
しかも老若男女。
誰かの家でパーティーをするときは1人1本コーラを持ってくると言って良いくらい。
しかもそれぞれ好みがあって、ノーマルコーラを飲む人もいればカロリーゼロのとかライトとかペプシの人もいたりして、何本もテーブルの上にコーラ的なものが置いてあったりします。
しかも、1本飲み終わってから次を開けるという考えは全く持っておらず、それぞれが自分が好きなのを飲むので、全部飲みかけだったりもします。炭酸抜けちゃうのに。
ほかにも炭酸飲料はたくさんあるのですが、レストランとかでコーラ以外の炭酸を飲んでいる人は見かけたことないですね。
たまにスプライトの人がいるくらい。
なんでこんなにみんなコーラが好きなんだろう。不思議。
4.その他
コーヒーと紅茶も良く飲みます。
比較的紅茶のほうを好む人が多いような気がします。
フレーバーティーなんかもあったりしますが、スーパーで買える紅茶はおいしいものがありません(私の意見ですが)。
リプトンなのになんか違うな、という感じです。
コーヒーはお店で飲む分には問題ないです。
が、家でフィルターで飲もうとするとなんかおいしくない・・・。
まず香りがまったくしないんですよね。なんでだろう。
5.Submarino(スブマリノ)
個人的に好きな飲み物です。
温めた牛乳と棒状のチョコレートが出てきて、チョコレートを牛乳に溶かして飲むものです。
つまりはホットチョコレートなのですが、メニューには別にホットチョコレートがあったりして、違いはなにかと聞いたらホットチョコレートはココアに近いような感じで、スブマリノは純粋なチョコを牛乳に溶かすものだとか。
このチョコレートはそんなに甘くないので、牛乳に溶かしても甘さはあまり感じません。そこが良いポイントですね。
カフェにはだいたいあると思うので、一度お試ししてみると良いかもです。